【重要】旅行に行けなくなるかも?パスポートの名前の重要性を解説!
旅行代理店の人から
「予約した名前のつづりがパスポートと合っているか、確認をお願いします」
って強く言われたけど、そんなに確認しないといけないの?
そうなの。「予約している名前のつづり」と「パスポートの名前のつづり」が1文字でも違うと、旅行にいけなくなってしまう可能性があるの。
えぇ!!たった1文字でも間違っちゃダメなの?!
国内旅行、そんなに厳しい覚えないけどなあ。
例えば、佐藤さんで「SATO」と「SATOU」だったら、
どっちも「サトウ」って読むけど、これもダメ?
そう、ダメなの。
「U」があるだけで、違う人ってみなされるから。だから飛行機にも乗れないし、旅行にもいけなくなってしまうの。
もし間違っていたら、
海外は基本的に「名前を変更」という概念はなくて「予約を取り直す」になるから、
席が空いていないと正しい名前で取り直す事ができないの。
えぇ!こわっ…。ちゃんと確認しなきゃ。
ちゃんと確認すれば大丈夫♪
海外に行く上で本当に重要なことだから、しっかり説明していくね!
☆この記事でわかること
- パスポートの名前の重要性
- ヘボン式ローマ字の表記の仕方
- パスポートの見方
- 特別な表記(外国の名前がある方、非ヘボン式ローマ字の表記など)の紹介
超重要!1文字でも名前が違うと旅行に行けません!
冒頭でもお伝えした通り、
「パスポートの名前のつづり」と「予約している名前のつづり」1文字でも名前の表記が違うと旅行に行けません。
これ、まじです。
1文字ぐらいどうにかしてよ!!!
と言われても、無理なものは無理です。
なぜなら、パスポートが世界共通の身分証明書だからです。
航空会社の人、入国管理管の人、ホテルの人は、
パスポートでしか、旅行を予約したのはあなた本人であると、確認ができません。
1文字でも違うと、「本人じゃないですよね?」って思われても仕方ないですし、それを証明することもできません。
もちろん、クレジットカードや運転免許証など見せても意味がありません。
何より、出発当日に楽しい旅行が台無しになります。
絶対、絶対、パスポートの名前のつづりと同じつづりで旅行の予約をしましょう。
「ヘボン式」ってなに?
ヘボン式とは、みなさんが知っている「ローマ字」の中にある表記方式です。
ほぼ、ご存知の方も多いローマ字と同じですが、少し違う点があります。
パスポートの自分の名前は、この「ヘボン式ローマ字」で表記されます。
ヘボン式ローマ字の表
50音表記の注意点
- 「し」⇒「SHI」が正しい◎「SI」は誤り×
- 「ち」⇒「CHI」が正しい◎「TI」は誤り×
- 「つ」⇒「TSU」が正しい◎「TU」は誤り×
- 「ふ」⇒「FU」が正しい◎「HU」は誤り×
- 「を」⇒「O」が正しい◎「WO」は誤り×
濁点(だくおん)の注意点
- 「じ」⇒「JI」が正しい◎「ZI」は誤り×
- 「ぢ」⇒「JI」が正しい◎「DI」は誤り×
- 「づ」⇒「ZU」が正しい◎「DU」は誤り×
拗音(ようおん)の注意点
- 「しゃ」⇒「SHA」が正しい◎「SYA」は誤り×
- 「しゅ」⇒「SHU」が正しい◎「SYU」は誤り×
- 「しょ」⇒「SHO」が正しい◎「SYO」は誤り×
- 「ちゃ」⇒「CHA」が正しい◎「CYA」は誤り×
- 「ちゅ」⇒「CHU」が正しい◎「CYU」は誤り×
- 「ちょ」⇒「CHO」が正しい◎「CYO」は誤り×
- 「じゃ」⇒「JA」が正しい◎「ZYA」は誤り×
- 「じゅ」⇒「JU」が正しい◎「ZYU」は誤り×
- 「じょ」⇒「JO」が正しい◎「ZYO」は誤り×
撥音(はつおん)の注意点
撥音(はつおん)とは、「ん」のことです。
「ん」は「N」を2回連続しません。
(例)
- 恩田(おんだ)さん→「ONDA」が正しい◎「ONNDA」は誤り×
- 純也(じゅんや)さん→「JUNYA」が正しい◎「JUNNYA」は誤り×
※B・M・Pが名前に入っている場合、「N」ではなく「M」を使います。
(例)
- 難波(なんば)さん→「NAMBA」が正しい◎「NANBA」は誤り×
- 本間(ほんま)さん→「HOMMA」が正しい◎「HONMA」は誤り×
- 俊平(しゅんぺい)→「SHUMPEI」が正しい◎「SHUNPEI」は誤り×
促音(そくおん)の注意点
促音(そくおん)は、「っ」のことです。
促音の場合、普通のローマ字の表記と同じで子音を重ねます。
(例)
- 吉川(きっかわ)さん→「KIKKAWA」
- 一角(いっかく)さん→「IKKAKU」
※名前に「CH」が使われる場合、「C」を重ねるのではなく「T」で表記します。
(例)
- 発地(ほっち)さん→「HOTCHI」が正しい◎「HOCCHI」は誤り×
長音(う)の注意点
長音の「う」が使っている場合は、「U(う)」を表記しません。
(例)
- 佐藤(さとう)さん→「SATO」が正しい◎「SATOU」は誤り×
- 翔馬(しょうま)さん→「SHOMA」が正しい◎「SHOUMA」は誤り×
- 優子(ゆうこ)さん→「YUKO」が正しい◎「YUUKO」は誤り×
- 譲治(じょうじ)さん→「JOJI」が正しい◎「JOUJI」は誤り×
イメージとしては、
「さとー」さん、「しょーま」さん、「ゆーこ」さん、「じょーじ」さんのように伸ばせる長音と思っていてよいです♪
☆注意!長音(う)と間違えてしまう名前
(例)
- 光浦(みつうら)さん→「MITSUURA」でOK◎
光浦(みつうら)さんの「う」は長音ではないため「U」が2回続きます。
長音(お)の注意点
名前の末尾以外で「お」が2回続く場合、長音の「お」とみなされ「O(お)」を表記しません。
(例)
- 太田(おおた)さん→「OTA」が正しい◎「OOTA」は誤り×
- 大山(おおやま)さん→「OYAMA」が正しい◎「OOYAMA」は誤り×
長音「う」と同じで、「おーた」さん、「おーやま」さんのように伸ばせる(長音)と思っていてよいです♪
☆注意!長音(お)と間違えてしまう名前
(例)
- 横尾(よこお)さん→「YOKOO」でOK◎
- 瀬尾(せのお)さん→「SENOO」でOK◎
名前の末尾で「お」が2回続く場合は、連続「O」でOKです。
パスポートの顔写真欄の見方
出典:神奈川パスポートセンター
- 顔写真・・・申請時に提出した顔写真です
- 型・・・「P」は「Passport」の略
- 発行国・・・「JPN」は「Japan」の略
- 旅券番号・・・英字2桁と数字7桁
- 姓、名・・・ヘボン式ローマ字の大文字で記載
- 国籍・・・「日本」のため「JAPAN」
- 生年月日・・・「20/FEB/1979」は、1979年2月20日生まれを意味
- 性別・・・男性が「M」、女性が「F」
- 本籍地・・・本籍地の都道府県のみ記載
- 発行日と有効期限・・・発行日は2018年3月20日、有効期限は2028年3月20日という意味
- 所持人自署・・・申込書に記入した自分の手書きサインが転写されます
- 発行管庁・・・「MINISTRY OF FOREIGN AFFAIRS」(外務省の英語表記)
- 機械読み取り部分・・・汚損、破損すると、出入国審査時に支障をきたす恐れあり。
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
JAN | FEB | MAR | APR | MAY | JUN | JUL | AUG | SEP | OCT | NOV | DEC |
旅行を予約するときは、どの部分を見ればいいの?
旅行を予約するときに最低限確認する箇所は5つです♪
- 4の「旅券番号」
- 5の「姓、名」
- 7の「生年月日」・・・12歳未満の子供かどうか
- 8の「性別」
- 10の「有効期限」のみ・・・有効期限が6ヶ月未満だと、入国できない国があるため
航空会社などは、13の「機械読み取り部分」で名前を読み取っています。
インターネットなどで、自分で旅行を予約するときは、
13の「機械読み取り部分」でも名前の確認をすると間違いないです。
特別な名前表記
海外の人と結婚して、苗字を2つ持っていたり、子供が生まれて二重国籍になったりする場合のパスポートの名前表記を教えるね!
外国式氏名が戸籍に記載されている場合
国際結婚し、戸籍上苗字を海外のファミリーネームに変更した場合や、重国籍絵で戸籍上外国式の氏名になっている場合、ヘボン式ローマ字ではなく、外国式のつづり(非ヘボン式)で表記することが可能です。
(例)
- 戸籍上の姓をスミスにした「スミス花子」さん⇒姓「SMITH」名「HANAKO」
- 二重国籍で、戸籍上に外国の氏名が記載されてる「スミスマイケル太郎」さん⇒姓「SMITH」名「MICHAEL TARO」
戸籍に記載されていない外国式の氏名を併記したい場合
国際結婚や重国籍等の理由で、戸籍に記載されていない外国式の氏名を、出入国手続きなどスムーズに手続きするためパスポートに記載を望む場合、戸籍上の氏名の後にカッコ書きで併記することができます。
(例)
- スミスさんと結婚したが、戸籍上の姓を変更していない「鈴木花子」さん⇒姓「SUZUKI(SMITH)」名「HANAKO」
- 二重国籍で、海外のパスポートには「スミスマイケル」と記載されているが、日本の戸籍では日本の氏名が記載されている「鈴木太郎」さん⇒姓「SUZUKI(SMITH)」名「TARO(MICHAEL)」
- 二重国籍で、戸籍は日本の氏名が記載されているが、海外のパスポートにはミドルネーム(エイミー)が記載されている「鈴木花子」さん⇒姓「SUZUKI」名「HANAKO(AMY)」
★参考:外国式氏名表記について
パスポート申請時に「非ヘボン式」を希望することも可能
実は、ヘボン式ローマ字のことをずっと説明してきましたが、
パスポート申請時に「非ヘボン式ローマ字」を希望することも可能です。
(例)
- 大野(おおの)さん→通常ヘボン式の「ONO」だが、非ヘボン式の「OONO」や「OHNO」でも希望すれば可能
どちらを選択しても、必ず、パスポートの名前のつづりと同じ名前のつづりで旅行を予約しましょう!!
旅行を予約する時はパスポートと同じ名前のつづりで予約しよう!
ちゃんと確認したよ!!
間違った名前のつづりで予約してなかったよ〜♪
あっこの名前「森あきこ(MORI/AKIKO)」だから間違えそうな箇所はないと思ってたけどね!笑
あ!確かに!!
複雑な名前じゃなくてよかった♪
自分でインターネットで予約するときも、
旅行会社にお願いするときも、
予約した名前を確認してくださいね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました★
何か質問や聞きたいことなど、お気軽に「お問い合わせ」フォームから連絡くださいね^^
インスタグラムもしているので、インスタのDMからでもOKです♪