【重要】旅行に行けなくなるかも?パスポートの名前の重要性を解説!

あっこ

旅行代理店の人から
「予約した名前のつづりがパスポートと合っているか、確認をお願いします」
って強く言われたけど、そんなに確認しないといけないの?

りこぴん

そうなの。「予約している名前のつづり」と「パスポートの名前のつづり」が1文字でも違うと、旅行にいけなくなってしまう可能性があるの。

あっこ

えぇ!!たった1文字でも間違っちゃダメなの?!

あっこ

国内旅行、そんなに厳しい覚えないけどなあ。

あっこ

例えば、佐藤さんで「SATO」と「SATOU」だったら、
どっちも「サトウ」って読むけど、これもダメ?

りこぴん

そう、ダメなの。
「U」があるだけで、違う人ってみなされるから。だから飛行機にも乗れないし、旅行にもいけなくなってしまうの。

りこぴん

もし間違っていたら、
海外は基本的に「名前を変更」という概念はなくて「予約を取り直す」になるから、
席が空いていないと正しい名前で取り直す事ができないの。

あっこ

えぇ!こわっ…。ちゃんと確認しなきゃ。

りこぴん

ちゃんと確認すれば大丈夫♪
海外に行く上で本当に重要なことだから、しっかり説明していくね!

☆この記事でわかること

  1. パスポートの名前の重要性
  2. ヘボン式ローマ字の表記の仕方
  3. パスポートの見方
  4. 特別な表記(外国の名前がある方、非ヘボン式ローマ字の表記など)の紹介
目次

超重要!1文字でも名前が違うと旅行に行けません!

冒頭でもお伝えした通り、

「パスポートの名前のつづり」と「予約している名前のつづり」1文字でも名前の表記が違うと旅行に行けません。

これ、まじです。

さとし

1文字ぐらいどうにかしてよ!!!

と言われても、無理なものは無理です。

なぜなら、パスポートが世界共通の身分証明書だからです。

航空会社の人、入国管理管の人、ホテルの人は、

パスポートでしか、旅行を予約したのはあなた本人であると、確認ができません。

1文字でも違うと、「本人じゃないですよね?」って思われても仕方ないですし、それを証明することもできません。


もちろん、クレジットカードや運転免許証など見せても意味がありません。

何より、出発当日に楽しい旅行が台無しになります。

絶対、絶対、パスポートの名前のつづりと同じつづりで旅行の予約をしましょう。

「ヘボン式」ってなに?

出典:O-DAN

ヘボン式とは、みなさんが知っている「ローマ字」の中にある表記方式です。

ほぼ、ご存知の方も多いローマ字と同じですが、少し違う点があります。

パスポートの自分の名前は、この「ヘボン式ローマ字」で表記されます。

ヘボン式ローマ字の表

参考:ヘボン式ローマ字綴方表

50音表記の注意点

  • 「し」⇒「SHI」が正しい◎「SI」は誤り×
  • 「ち」⇒「CHI」が正しい◎「TI」は誤り×
  • 「つ」⇒「TSU」が正しい◎「TU」は誤り×
  • 「ふ」⇒「FU」が正しい◎「HU」は誤り×
  • 「を」⇒「O」が正しい◎「WO」は誤り×

濁点(だくおん)の注意点

  • 「じ」⇒「JI」が正しい◎「ZI」は誤り×
  • 「ぢ」⇒「JI」が正しい◎「DI」は誤り×
  • 「づ」⇒「ZU」が正しい◎「DU」は誤り×

拗音(ようおん)の注意点

  • 「しゃ」⇒「SHA」が正しい◎「SYA」は誤り×
  • 「しゅ」⇒「SHU」が正しい◎「SYU」は誤り×
  • 「しょ」⇒「SHO」が正しい◎「SYO」は誤り×
  • 「ちゃ」⇒「CHA」が正しい◎「CYA」は誤り×
  • 「ちゅ」⇒「CHU」が正しい◎「CYU」は誤り×
  • 「ちょ」⇒「CHO」が正しい◎「CYO」は誤り×
  • 「じゃ」⇒「JA」が正しい◎「ZYA」は誤り×
  • 「じゅ」⇒「JU」が正しい◎「ZYU」は誤り×
  • 「じょ」⇒「JO」が正しい◎「ZYO」は誤り×

撥音(はつおん)の注意点

撥音(はつおん)とは、「ん」のことです。

「ん」は「N」を2回連続しません

(例)

  1. 恩田(おんだ)さん→「ONDA」が正しい◎「ONNDA」は誤り×
  2. 純也(じゅんや)さん→「JUNYA」が正しい◎「JUNNYA」は誤り×

B・M・Pが名前に入っている場合、「N」ではなく「M」を使います。

(例)

  1. 難波(なんば)さん→「NAMBA」が正しい◎「NANBA」は誤り×
  2. 本間(ほんま)さん→「HOMMA」が正しい◎「HONMA」は誤り×
  3. 俊平(しゅんぺい)→「SHUMPEI」が正しい◎「SHUNPEI」は誤り×

促音(そくおん)の注意点

促音(そくおん)は、「っ」のことです。

促音の場合、普通のローマ字の表記と同じで子音を重ねます。

(例)

  1. 吉川(きっかわ)さん→「KIKKAWA」
  2. 一角(いっかく)さん→「IKKAKU」

名前に「CH」が使われる場合、「C」を重ねるのではなく「T」で表記します。

(例)

  1. 発地(ほっち)さん→「HOTCHI」が正しい◎「HOCCHI」は誤り×

長音(う)の注意点

長音の「う」が使っている場合は、「U(う)」を表記しません

(例)

  1. 佐藤(さとう)さん→「SATO」が正しい◎「SATOU」は誤り×
  2. 翔馬(しょうま)さん→「SHOMA」が正しい◎「SHOUMA」は誤り×
  3. 優子(ゆうこ)さん→「YUKO」が正しい◎「YUUKO」は誤り×
  4. 譲治(じょうじ)さん→「JOJI」が正しい◎「JOUJI」は誤り×
りこぴん

イメージとしては、
「さとー」さん、「しょーま」さん、「ゆーこ」さん、「じょーじ」さんのように伸ばせる長音と思っていてよいです♪

☆注意!長音(う)と間違えてしまう名前

(例)

  1. 光浦(みつうら)さん→「MITSUURA」でOK◎

光浦(みつうら)さんの「う」は長音ではないため「U」が2回続きます。

長音(お)の注意点

名前の末尾以外で「お」が2回続く場合、長音の「お」とみなされ「O(お)」を表記しません

(例)

  1. 太田(おおた)さん→「OTA」が正しい◎「OOTA」は誤り×
  2. 大山(おおやま)さん→「OYAMA」が正しい◎「OOYAMA」は誤り×
りこぴん

長音「う」と同じで、「おーた」さん、「おーやま」さんのように伸ばせる(長音)と思っていてよいです♪

☆注意!長音(お)と間違えてしまう名前

(例)

  1. 横尾(よこお)さん→「YOKOO」でOK◎
  2. 瀬尾(せのお)さん→「SENOO」でOK◎

名前の末尾で「お」が2回続く場合は、連続「O」でOKです。

パスポートの顔写真欄の見方

出典:神奈川パスポートセンター
  1. 顔写真・・・申請時に提出した顔写真です
  2. 型・・・「P」は「Passport」の略
  3. 発行国・・・「JPN」は「Japan」の略
  4. 旅券番号・・・英字2桁と数字7桁
  5. 姓、名・・・ヘボン式ローマ字の大文字で記載
  6. 国籍・・・「日本」のため「JAPAN」
  7. 生年月日・・・「20/FEB/1979」は、1979年2月20日生まれを意味
  8. 性別・・・男性が「M」、女性が「F」
  9. 本籍地・・・本籍地の都道府県のみ記載
  10. 発行日と有効期限・・・発行日は2018年3月20日、有効期限は2028年3月20日という意味
  11. 所持人自署・・・申込書に記入した自分の手書きサインが転写されます
  12. 発行管庁・・・「MINISTRY OF FOREIGN AFFAIRS」(外務省の英語表記)
  13. 機械読み取り部分・・・汚損、破損すると、出入国審査時に支障をきたす恐れあり。
1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
JANFEBMARAPRMAYJUNJULAUGSEPOCTNOVDEC

旅行を予約するときは、どの部分を見ればいいの?

出典:Pixabay
りこぴん

旅行を予約するときに最低限確認する箇所は5つです♪

  • 4の「旅券番号」
  • 5の「姓、名」
  • 7の「生年月日」・・・12歳未満の子供かどうか
  • 8の「性別」
  • 10の「有効期限」のみ・・・有効期限が6ヶ月未満だと、入国できない国があるため
りこぴん

航空会社などは、13の「機械読み取り部分」で名前を読み取っています。
インターネットなどで、自分で旅行を予約するときは、
13の「機械読み取り部分」でも名前の確認をすると間違いないです。

特別な名前表記

出典:Pixabay
りこぴん

海外の人と結婚して、苗字を2つ持っていたり、子供が生まれて二重国籍になったりする場合のパスポートの名前表記を教えるね!

外国式氏名が戸籍に記載されている場合

国際結婚し、戸籍上苗字を海外のファミリーネームに変更した場合や、重国籍絵で戸籍上外国式の氏名になっている場合、ヘボン式ローマ字ではなく、外国式のつづり(非ヘボン式)で表記することが可能です。

(例)

  1. 戸籍上の姓をスミスにした「スミス花子」さん⇒姓「SMITH」名「HANAKO」
  2. 二重国籍で、戸籍上に外国の氏名が記載されてる「スミスマイケル太郎」さん⇒姓「SMITH」名「MICHAEL TARO」

戸籍に記載されていない外国式の氏名を併記したい場合

国際結婚や重国籍等の理由で、戸籍に記載されていない外国式の氏名を、出入国手続きなどスムーズに手続きするためパスポートに記載を望む場合、戸籍上の氏名の後にカッコ書きで併記することができます

(例)

  1. スミスさんと結婚したが、戸籍上の姓を変更していない「鈴木花子」さん⇒姓「SUZUKI(SMITH)」名「HANAKO」
  2. 二重国籍で、海外のパスポートには「スミスマイケル」と記載されているが、日本の戸籍では日本の氏名が記載されている「鈴木太郎」さん⇒姓「SUZUKI(SMITH)」名「TARO(MICHAEL)」
  3. 二重国籍で、戸籍は日本の氏名が記載されているが、海外のパスポートにはミドルネーム(エイミー)が記載されている「鈴木花子」さん⇒姓「SUZUKI」名「HANAKO(AMY)」

★参考:外国式氏名表記について

パスポート申請時に「非ヘボン式」を希望することも可能

実は、ヘボン式ローマ字のことをずっと説明してきましたが、

パスポート申請時に「非ヘボン式ローマ字」を希望することも可能です。

(例)

  1. 大野(おおの)さん→通常ヘボン式の「ONO」だが、非ヘボン式の「OONO」や「OHNO」でも希望すれば可能

どちらを選択しても、必ず、パスポートの名前のつづりと同じ名前のつづりで旅行を予約しましょう!!

旅行を予約する時はパスポートと同じ名前のつづりで予約しよう!

出典:Pixabay
あっこ

ちゃんと確認したよ!!
間違った名前のつづりで予約してなかったよ〜♪

りこぴん

あっこの名前「森あきこ(MORI/AKIKO)」だから間違えそうな箇所はないと思ってたけどね!笑

あっこ

あ!確かに!!

あっこ

複雑な名前じゃなくてよかった♪

りこぴん

自分でインターネットで予約するときも、
旅行会社にお願いするときも、
予約した名前を確認してくださいね!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました★

りこぴん

何か質問や聞きたいことなど、お気軽に「お問い合わせ」フォームから連絡くださいね^^
インスタグラムもしているので、インスタのDMからでもOKです♪

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この記事を書いた人

「旅行会社出身×得た経験」を元に
海外旅行に行ってみたい人に向けてブログを発信しています!

☆海外旅行の知識
☆ツアー商品の選び方
☆航空会社とホテルの選び方
☆旅行中のトラブルの解決方法
を紹介♪

◎旅行会社勤務8年目
◎自身も旅行が好きで、海外へ毎年2〜3回進出✈︎
◎性格はゆるめ、コーヒーとチョコレートが大好きです

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